過敏性腸症候群のひとが陥りやすい感情に
『どうしてわたしだけこんな思いしなきゃいけないの?』
というものがある。
そう感じるのは、とても辛い思いをしてきた証拠でもあるよね。
何をやってもうまくいかなかったとか、おなかのことが原因で何か失敗をしてしまった、仲間はずれにされたとか。
ただ、いつまでもこの考えのままいることは危険である。
そうでないと、心理的負のスパイラルからいつまでたっても抜け出せなくなるから。
傷ついたあと気分が落ち込むのが悪いのでないよ。その時間があるからこそ、みえるものもたくさんある。落ち続けた状態でいつづけるのがよくない。
それは、きのうまでの過去のじぶんであり、これからのじぶんではないと意識する必要がある。
そうでないと、いつまでも被害者意識が抜けずいいわけばかりになり、なにをやってもうまくいかない。
なにをやってもうまくいかないと嘆くのに、じぶんから変わろうと行動しない。うまくいかないのはお腹のせい、まわりのひとが理解してくれないせい、と原因を他のせいにしてしまう。
そろそろ、前を向こう。
わたしも、どうしてわたしだけこんな思いしなきゃいけないの?
と嘆いていた時期がある。
過敏性腸症候群のガス型だった思春期当時のわたしは、毎日何をしているときもおなかのボコボコ感、ガスがたまる症状に悩まされていた。
つまり、毎日どんなときもおならを我慢する生活をしていたのだ。
無臭ならまだ救われるけど、硫黄よりも酷く臭いおならがいつ出るかわからない恐怖。中学生から高校生の思春期の女の子にはとても耐えられないことであるのが想像できると思う。
1年以上気分はとても前向きにはなれなかった。こういうときは、勉強もうまくいかないし、友人関係もうまくいかない。
でも、このままではいけないと、考え方を変えてからはなにごともうまくまわり始めた。
まずは、どうしてじぶんに過敏性腸症候群がおこったのか良い意味づけを考えた。
・生きていくうえでからだが基本になることを知れた。
・ひとからこう言われると嫌な感情になることも知れた。
・じぶんがなにに耐えていたのか根本的なところを知ることができた。
・ひとの痛みをわかるひとになれた。
・ひとの温かさも感じた。
・同じ経験をしているひとの力になりたいと思えた。
などなど、経験したからこそみえたもの、感じた感情がある。
今あなたが感じていること、経験したからこそ見えたものはなんだろう?
今日からノートに書き出してみて。
これも、最初は絶対に良い意味づけなんて考えられない。
現状を受け入れたくないのだから。
でも、人生のなかであなたはいま、貴重な体験をしているよ。あなたにしか感じれないもの、みえないものがあるんだから。
それをみはじめたとき、ごくわずかだけど明るい世界がみえるし、きもちもふっと軽くなる。
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